たくさんあります。
電漫堂です。2010年当初とは違い、今の時代は電子書籍がずいぶんと普及してきました。アマゾンのKindleその一方で、未だにSNSなどでは「Kindleは専用端末がないと使えない」という言葉を目にします。なので、ここではPCでKindleを使う「Kindle for PC」の導入方法を紹介していきます。
Kindleは専用端末がないと使えない事はない
まず最初に、「Kindleは専用端末がないと使えない」という事はありません。完全な誤解です。個人的な印象ですが、アマゾンが出している端末Kindleとアマゾンの電子書籍ストアKindleが同じである事から、勘違いしている人が多いような気がしています。また、Kindle開始時にPCだけなかなか解禁されなかったという状況も、多少は影響したのかもしれません。
しかし、今はPCやiPhone、Androidといったスマートデバイスで問題なく利用可能です。スマートデバイスの場合は、そのまま各アプリストアにてDLし自身のアカウントを使えば利用できます。一方、PCの場合は本家Amazonからインストールする必要があります。
PC版のダウンロードはこちらから可能で、無料で使う事ができます。もちろん、各本の価格はそれ相応になります。
PC版を使うメリットとデメリット
PC版を使うという選択をする人は、考えられるだけで「スマートデバイスを持っていない人」「スマートデバイスの容量に不安がある人」などが挙げられますが、ここでざっとPC版のメリットとデメリットを見ておきましょう。
メリット
- ディスプレイの大きさでみることができる
- 容量に対する不安が少ない
- 文章の誤操作が少ない
- 多少PCの性能に依存するものの、快適に閲覧可能
まずメリットについてですが、やはりディスプレイの大きな画面で見る事ができるというアドバンテージは大きいです。漫画なら見開き画面、小説なら長文を表示できます。特に漫画の見開きは良く使われている手法ですが、スマートデバイスの場合横にして読んでいないと綺麗に表示されない場合があります。
他にも、容量の問題は外せません。スマートデバイスの容量が少ない人は、大量に漫画や小説をDLすると比較的すぐいっぱいになりがちです。私も当初32GBのスマートデバイスを使っていましたが、もとより3000以上の漫画や小説を持っているとあっという間に容量がいっぱいになってしまいました。容量がいっぱいになるたびに、一度アプリを削除して容量を確保してから再インストールするという手間のかかる作業が待っています。PCだとそういった煩わしい容量問題から解放されるというのは特記すべきところで間違いありません。
また、小説だとスマートデバイスでのハイライトしたい場合などの操作が、PCでは簡単にできます。細かい操作に秀でているのはPCならではですが、頻繁にハイライトなど文章を選択するような機能を使う人はPC版を選ぶのも有りです。
デメリット
- スマートデバイスで使える機能の一部が使えない
- スマートデバイス版よりダウンロードが少し遅い(時間帯や個人で差がある)
- スマートデバイスに比べたらお手軽じゃない
では、デメリットを見てみるとどうかというと。まず、スマートデバイスで使える機能の一部が使えません。例えば、今スマートデバイスで使えるのは、漫画限定ですがライブラリ内にあるシリーズをまとめてくれるという機能ですが、「Kindle for PC」にはありません。「Kindle for PC」は、スマートデバイス版に比べてアップデートが遅いのが現状なのです。
また、スマートデバイス版に比べるとダウンロードが少し遅いです。これはもう容量やデバイスのスペック的問題もあるので仕方がないとしか言えないところですが、何がなんでもいち早く読みたくて仕方がないという場合は、残念ながらスマートデバイス版に軍配が上がってしまいます。
あとは根本的問題になってしまいますが、やはりPC版はノートPCであれ2in1であれ、スマートデバイスに比べると起動しないといけないという手間が発生します。こればかりは回避できないモノです。しかし、先に書いたとおりPC版にはPC版のメリットがあるので、そちらを加味して使用するか否かは検討すると良いでしょう。
インストール方法と使い方
では、ここまで読んだという事はPC版を使う意志があるという事で、話を続けます。まずは、こちらにアクセスして購入しましょう。先も書いた通り無料なので安心して下さい。購入すると、インストーラーがダウンロードできます。この際、Windows版とMac版は間違えないようにしましょう。
インストーラーがダウンロードできたら、起動して指示通りにインストールを開始して下さい。その後、インストールが終了したら、自分のアマゾンアカウントでログインしましょう。そうすれば、すでにKindleで何か購入した事がある人はライブラリにそれらが表示されます。購入した事がない人は、Kindleストアから何か購入してみると良いでしょう。心配な人は、無料のモノを試してみる事をオススメします。
ライブラリが充実している人は、何かしらダウンロードしてみましょう。ダウンロードにかかる時間は、正直まちまちです。早い時もあれば、やたら遅く感じる時もあります。また、大量のモノを一気にダウンロードしようとすると、かなり時間がかかる場合もあるので注意して下さい。無事ダウンロードできたら、すぐその書籍が「Kindle for PC」上で読む事ができます。
まとめ:みんな「Kindle for PC」をつかおう!
実のところ、電漫堂としては「Kindle for PC」を推しています。何故かというと、Kindle初期の頃とは違い各出版社の漫画も結構高画質なモノを用意するようになったからです。
もちろん今でも粗いものはあるし、古い漫画だったりすると区別がつかない場合も否定はできません。ですが、やはり大きな画面でみる漫画は、本来読むであろうサイズに近いと言えます。そういう意味では、PCの方が作者が想定したモノに近いと言えるでしょう。